| 2. 媒体データの採取 | 目次 | 4. こんな時、どうする |
[論文データ]の採取には、次のようなデータシートを用いると便利である。
シートは、データベースセンターで制作したものを使用する。
このデータシートは、校正作業の際に使用したり、送付されたデータの疑問点についてセンターから各機関に問い合わせる場合のために、保存しておいていただきたい。
[論文識別コード]は、論文が収録された媒体との関係を示し、かつ各論文を一義的に管理するためのコードである。[論文識別コード]は、次の二つの要素からなる。

[媒体識別コード]は、「2-2媒体識別コード」の項で説明した通りである。これによって、論文が収録された媒体が識別される。
[論文識別番号]は、その論文が、ある媒体のある号の中で何番目にあたるかをあらわす番号で、協力機関が割り当てる。例えば、ある雑誌のある号に掲載されている論文が6編あったとして、そのなかの3件をデータとして採取する場合、番号は001から003となり、当該論文がその3件のうち2番目だとしたら、002となる。
| 例: | 原始仏教における止観 | → 001 | |
| ピンチョン『V』の創作意図 | → × | ||
| 法然と親鸞との比較研究 | → 002 | ||
| 『大菩薩峠』勿来の巻研究 | → × | ||
| 書評・『頭蓋学の手引き』 | → × | ||
| 如来蔵思想の中古的展開 | → 003 |
論文名は、[論題][論題よみ][論題(外国語)]、[副題][副題(外国語)]からなる。

[論題][副題]は、文字どおり論文の原題名である。ローマ字の題名は、ダイアクリティカルマークを含めてそのまま記入する。ただし、かぎかっこ(『』)や、副題にしばしば用いられるダッシュ(-)は除く。
なお、原題が欧文である場合、[論題(外国語)][副題(外国語)]のみでなく、こちらにもそのまま記入し、[論題]が空白にならないようにする。
| 例: | 『八千頌般若経』の心性本浄説について(II) |
| 例: | サーンキヤ体系に於けるakartRbhAvaについて(三) |
| 例: | WHAT KIND OF FOOD DID ZAKYAMUNI BUDDHA EAT ? |
[論題よみ]は、日本語の題の場合、ひらがなのみで記入し記号などは除く。論文の連番を示す数字はすべてアラビア数字に直す。ローマ字を含む場合は、以下のように処理する([媒体名]の場合と同じ →2-3.参照)。
| 1. | 大文字は小文字にする。 | ||||||||||
| 2. | ダイアクリティカルマーク付の文字は、ダイアクリティカルマークを外す(「4-5. 言語に関する疑問 ダイアクリティカルマークとは?」参照)。 | ||||||||||
| 3. | 記号と空白はすべてとり除く。
|
[論題(外国語)][副題(外国語)]は、媒体に欧文目次がある場合や原題が欧文の場合、それをそのまま記入する。無い場合は、記入しなくてもよい。
| 例: | On the theory of the Innate Purity of Mind in the ASTasAhasrikA PrajJApAramitA (II) | |
| 例: | WHAT KIND OF FOOD DID ZAKYAMUNI BUDDHA EAT ? |
論文の[掲載ページ]、[使用言語]、[論文種別]などについて、データを採取する。

[掲載ページ]については、いくつかの注意点がある。
| 1. | 同じ巻の複数の号(例えば、第1巻第1号と第1巻第2号など)に、通しのページ番号と各号ごとのページ番号とがあるばあい、各号ごとのページ番号を優先する。 | |
| 2. | ひとつの媒体の中で縦書き・横書きが混在しており、かつページ番号のふりかたが縦書きと横書きとで異なる場合、通ページよりも縦書き・横書きそれぞれのページ番号を優先する。 |
[使用言語]は、論文の論述部分、いわゆる「地の文」に使用されている言語を記入する。引用文献や論題、用語などの言語は記入しない。
[論文種別]は、次の10種類のなかから選択する。
| [論文種別] | ||
| 1. | 論文 | |
| 2. | 外国語論文の翻訳 | |
| 3. | 原典校訂 | |
| 4. | 原典翻訳 | |
| 5. | 目録・索引 | |
| 6. | 書評 | |
| 7. | 報告 | |
| 8. | 対談・シンポジウム・座談会 | |
| 9. | 講演 | |
| 10. | 伝記・死亡記事・哀悼記事 | |
ここでいう[筆者]とは、編著者・資料紹介者・書評者・対談の参加者など、掲載されている文章・テキストの発表者を指す。複数人いる場合は、すべての人のデータを採取する。

[筆者姓][筆者名]は、文字どおり論文筆者の姓名を記入する。(外国語論文などで)日本・中国・韓国などの姓名がローマ字で表記されている場合、漢字や仮名に戻すことなく原表記のまま記入する。ただし姓名の順序は適宜直す。
また、付録など著者がはっきり明記されていない場合には記入しなくてもよい。
[筆者姓よみ][筆者名よみ]は、ひらがなのよみを記入する。ローマ字表記の場合も日本人名はひらがなに直す。
| 例: | Atsushi Sato → さとう あつし |
欧米人等で、姓名がローマ字表記の場合、以下のように処理をする(「4-3. 筆者名に関する疑問」参照)。
| 1. | 大文字は小文字にする。 | |||||||
| 2. | ダイアクリティカルマーク付の文字は、ダイアクリティカルマークを外す(「4-5. 言語に関する疑問 ダイアクリティカルマークとは?」参照)。 | |||||||
| 3. | 記号と空白はすべてとり除く。
|
|||||||
| 4. | 名前が3つ以上の場合、最後の名前を[筆者名]とし、それ以外を[筆者姓]として扱う。
|
なお、法名など名前しかない(姓がない)場合は、[筆者名]に記入する。
中国人名などのよみは、原語に則ったローマ字表記にした上で、それを上記 1〜3のように処理する。

[筆者姓ローマ字][筆者名ローマ字]は、日本人名の場合、通常のローマ字表記で記入する。中国・韓国人名等の場合、各国語のローマ字表記に従う。
[執筆区分]は、次の中から選択する。
| [執筆区分] | ||
| 1. | 著 | |
| 2. | 共著 | |
| 3. | 訳 | |
| 4. | 共訳 | |
| 5. | 編 | |
| 6. | 共編 | |
| 7. | 監修 | |
[所属・肩書]は、データ採取時点のものではなく、論文執筆時あるいは媒体刊行時のもの。不明な場合は記入しなくてもよい。
キーワード採取の概要
キーワードは、[地域]、[時代]、[分野]、[人物]、[文献]、[術語]からなる。

| 各項目についてデータを採取する。その際、次の点に注意すること。
1) 論題・副題に見える言葉は必ず採取する 2) 数については最大5個程度が望ましい。あまり多く採取しすぎると検索の際に不便をきたす場合があるからである。 3) 項目の中で該当するものがなければ採取しなくてもよい。 |
地域
[地域]は、インド、東アジアといったような文字どおりの地域名から、国名・都市名・寺院名などの地理情報までを含む。純哲学的な論文でない限り、必ずと言っていいほど関係してくるであろう。
| 例: | インド、チベット、西域、中国、朝鮮半島、日本 | |
| 例: | 南インド、北トルキスタン、江南地方、沿海州、東日本、中国地方 | |
| 例: | ブッダガヤ、ラサ、長安、南京、台湾、平安京、比叡山、東京 | |
| 例: | 王舍城、ナーランダ寺院、大薦福寺、東大寺 |
時代
[時代]は、文中に登場する人物の活躍した年代や文献等が執筆された時代を採取する。「上代」「中世」などの用語は、地域によって年代が異なる場合があるので、「日本上代」「中国中世」のように地域名を付す。
| 例: | 紀元前5世紀、600年代、1945年 | |
| 例: | パーラ王朝、南北朝時代、唐代、江戸時代 |
分野
[分野]とは、研究分野と、そこに含まれる学説・学派・宗派などの名称である。
| 例: | ヴェーダ学、インド学、密教学、性相学、日蓮宗学、西洋哲学、現象学、論理学、比較宗教学 | |
| 例: | シヴァ教、六派哲学、中期大乗仏教、チベット仏教、ニンマ派、南都仏教、浄土教、新興宗教 | |
| 例: | 法相宗、浄土真宗、天理教 |
人物
同名異人がいる場合、区別のための語を適宜入れる。また、法名・通称・大師号などは、実名より知名度が高い場合などを除いてはなるべく使用を避ける。
| 例: | 慧遠<浄影寺>、慧遠<盧山> | |
| 例: | 鈴木貞太郎 → 鈴木大拙、伝教大師 → 最澄 |
文献
[文献]は、特定の文献名のほか、扱われている章題・節や、文献群の名称も含める。また、題名を『』でくくったりはしない。
| 例: | ヴェーダーンタ・サーラ、法華経、中論、正法眼蔵、涅槃経<小乗>、法華経ケルン・南條本、ネパール語訳金光明経、アショーカ王碑文 | |
| 例: | 華厳経性起品、無量寿経五悪段、守護国界章巻上之下 | |
| 例: | ジャータカ、般若経典、浄土三部経 | |
| 例: | VedArtha-saMgraha、SaddhrmapuNDarIka Manuscript found in Gilgit |
術語
他のキーワードに当てはまらないものは、すべてここに入れる。
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